テロワール ワインズ/(株)テクエスト
D.O.P. Sidra de Asturias
アストゥリアス
世界で最もシードルを飲む地域?
スペイン北部アストゥリアスAsturias州は、まさに「グリーン スペイン」。
アストゥリアスはスペインの中では雨量が多く緑にあふれ、ワイン用のブドウよりもシドラ(シードル)用のリンゴの栽培が盛んな地域で、州都オビエドOviedoの旧市街地にあるガスコナ通りcalle Gasconaに行けば、シードル酒場sidreriaが軒を連ねます。
このガスコナ通り、週末ともなれば人で溢れかえり、エスカンシアール(高いところから注ぎ落す注ぎ方)で飛び跳ねたシドラで、通りを歩けばペタペタと靴が石畳に着くような感覚すら憶えるほど。
ほとんど全ての人々が飲んでいるのは、酸味が強くフレッシュな、シドラ ナトゥレsidra natureです。

緑豊かなアストゥリアス州

酪農も盛んで、チーズなどの乳製品も特産品

人であふれる週末のガスコナ通り

あちこちでシドラをエスカンシアール

シドラと相性がよい魚介類~エビ

シドラと相性がよい魚介類~イカ

Villaviciosaの郊外にある醸造所

秋の収穫期に集められるリンゴ

伝統的なシドラの発酵樽

かつては醸造所の隣の川から船で出荷されていた

醸造所と周辺のリンゴ畑

醸造家と生産者ファミリー
生産者
Valle Ballina y Fernandez
バジェ バジーナ イ フェルナンデス
そんなシドラ文化が根付くアストゥリアス州の中で、バジェ バジーナ イ フェルナンデス Valle Ballina y Fernandez は異色の存在。
1890年から、シャンパーニュやカバのような「二次発酵」のシドラ(シードル)を生産しています。
この生産者が、二次発酵のシドラをつくることになった当時は、スペインから南米にたくさんの人々が移住し、アストゥリアス州もその例外ではなく多くの人々が移住しましたが、彼らは移住先でも故郷アストゥリアスの味であるシドラを楽しみたかったものの、コンテナにはリーファーなどの冷蔵設備がなかった時代、フレッシュなシドラ ナトゥレは赤道を越えて南米に輸出すると酸化や劣化を免れざるを得なかったそうです。
そこで、バジェ バジーナ イ フェルナンデスは、酸化や劣化に強いスパークリングワインの「二次発酵」に着眼し、この製法をシドラに応用し、以来、独自の「二次発酵シドラ」をつくり続けてきました。
シードル
Pomarina ポマリーナ
(D.O.P. Sidra de Asturias)
1890年から伝統的な「瓶内二次発酵シドラ」を長く手掛けてきたバジェ バジーナ イ フェルナンデスが、レストランなどで食事と一緒に楽しむことができるようにアストゥリアス産のリンゴをシャルマ方式(タンク内二次発酵)でつくった全く新しいシドラ(シードル)、それが「ポマリーナPomarina」です。
アストゥリアス州のフレッシュなシドラ ナトゥレは酒場(シドレリアsidreriaやバルbar)で楽しまれるのが一般的で、格式のあるレストランなどで飲まれることはほとんどありませんでしたが、リンゴの風合いを強く感じさせながらもドライで、ボリュームやバランスに優れたポマリーナPomarinaは、チーズ、白身魚やホタテなどの魚介類、鶏や豚肉料理との相性がとてもよく、現地の星付きレストランなどでも提供されています。
また、スペイン料理など洋食だけではなく和食との相性もよく、おでんや蒲鉾などとご一緒にお楽しみいただくのもオススメです。


このシードルをお楽しみいただける飲食店
ポマリーナは、次のお店でお楽しみいただけます。
<北海道・札幌>
バルコ札幌
札幌市中央区北2条西2丁目15 STV北2条ビル1F
<東京・神楽坂>
ORI
東京都新宿区神楽坂3丁目4
<東京・日本橋馬喰町>
ビノニコ
東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus 1F
<神奈川・横浜>
Full Monty
横浜市中区福富町西通41 北原ビル1F
<京都・出町>
16 ichiroku
京都市上京区一真町65-5 桝形ビル1F
<大阪・なんば>
ビノテカ パネンカ
大阪市浪速区敷津西2-5-5 ル パピヨンBC101